堀江貴文と西野亮廣がチャットで対談した内容をまとめた著書「バカとつきあうな」は、
新しい生き方を実践している2人から、
今後の新時代を生きるヒントを学べました。
皆様にシェアしたいと思います。
バカとつきあうな データ
著書:バカとつきあうな
著者:堀江貴文 西野亮廣
出版社:徳間書店
価格:1430円
バカとつきあうな あらすじ
こちらの本は堀江貴文さんと西野亮廣さんの意見が交互に記載されています。
二人は実際に対談はしておらず、すべてチャットなどで済ませて作成したそうです。
これからの時代を生き抜くために本当に必要なこと、それは「バカとつきあうな」というのです。
良いバカになれ、悪いバカになるな、と書かれています。
自分たちの両親の時代に良かれと言われてきた我慢の美徳、教育システム、日本人らしい対応、これのすべてが馬鹿げたシステムであり、このシステム(社会)から脱却し、自分の生活スタイルを構築していくことがこれからを生き抜く手法だと言っています。
堀江さんは常日頃から、未来を想像するより今を生きろ、好きなことを突き抜ける力を持つ人間がこれからの時代を面白く動かしていくと語っています。
また、西野さんも同様に堀江さんの意見の賛同者であり、お笑い?絵本作家 などあらゆる興味のアンテナを巡らせて行動にうつしていますが、100万分の1の希少価値のある人間になることを本書でも勧めています。
バカとつきあうな 学べた点は?
堀江さんや西野さんが危惧する従来の学校教育システムは「単純労働を行い、9時に出社し、夕刻まで働く」というタスクを体で覚えさせる練習と書かれている。
そして、個人の時間を切り売りして、対価として賃金を貰う。大人に成長した時にこの既存のシステムに違和感を抱くことなく、入り込めるように学校がそもそも存在すると書かれている。
時間は一人24時間と全世界人類すべて平等なのに、時間を切り売りした対価は個人によって 違う。
そのシステム自体にどうして疑問を抱かないで生活をしているのか、という内容に衝撃が走りました。
バカとつきあうな 役にたった点は?
堀江さんは電話を突然かけてくる人間が苦手だそうです。
ラインやチャットで一言で終わる内容なのに、どうして電話をつかうのか? そう言われれば日本人は「いまお時間大丈夫ですか?」「お世話になっています」などと外国では不要な文面が非常に多い印象を受けます。
他人とのコミュニケーションを円滑にするべく、大人のマナーと言われているが、本当に必要なことなのでしょうか?提唱する堀江さん、西野さんの考え方が時代を先取りしているような印象も受けますが、個人として役立てて行きたいと思いました。
バカとつきあうな 感想
あらゆる点で納得しました。
しかし、ふたりの書いていることが現代社会への愚痴のようにも聞こえてきました。
そしてそれに共感出来ている自分自身も同様のストレスを抱えているんだと、はっと気付かされました。
二人の言う社会はそう遠くない未来だと思います。
バカとつきあうな イマイチな点は?
堀江さんはベーシックインカムを推奨する日本の第一人者だと思います。
この本の端々にも彼のベーシックインカムを容認する思想が描かれいます。
能力の低い低賃金者は働かずに、好きなことを追求して社会に貢献するとありますが、このような考え方に賛同できない方には非常に過激的で苦手とする分野の本かと思います。
バカとつきあうな おわりに
堀江貴文、西野亮廣の著書を好きで読んでいる方にはおすすめです。
内容については、今までのお二人の書籍と比べて目立って新しい点はありません。
ただ、とても読みやすく内容も平易なので、初めて読む方にはぜひおすすめ致します。